ブラジル マッタデミナス サンタカタリーナ キャラメラード (焙煎豆 200g)

ブラジル マッタデミナス サンタカタリーナ キャラメラード (焙煎豆)
200g ¥1,300
香り☆ 甘味☆ 酸味◎ コク◎ 苦味◎ バランス☆ ミルク◎
【焙煎:中煎り】

キャラメルの様なアロマとマッタリとしたコク

【農園情報】
農園名:サンタカタリーナ農園
生産者:Vicente de Faria(ヴィセンチ・ファリア)
生産地:ミナスジェライス州地域:Manhuacu Dom Correia(マニュアス地方)
位置:20”03’55.22” S  42”10'25.88” W
栽培品種 :ムンドノーボ・カツアイ・他
標:870 - 1,000m
平均気温:19~23℃
開花時期:9月/10月
収穫時期:6月中旬〜9月下旬
精製処理:Pulp de Natural
スクリーン:16−18

ヴィセンチ・ファリア彼の生まれた農園は5世代に渡り約130年以上の歴史を持つ。初代アントニオ・コレア・デ・ファリア、2代ルシアノ・コレア・デ・ファリア・ソブリニヨ、3代ジュスチーノ・コレア・デ・ファリア、4代目が父であるアントニオ・コレア・デ・ファリア、そして5代目が現在のヴィセンチ・ファリアである。母セシ・マリア・デ・ファリアは父方の又従弟であり、家系は旧農園主達で構成されて来た。今日我が家が農園経営を続けられるのは、母の存在が大である。父亡き後、農園経営の采配は母の手で行われてきたのである。現在サンタカタリーナ農園内で元気に暮らしている。
2000年ヴィセンチ家のコーヒーが第二回カップオブエクセレンス(COE)で優勝した。
カップオブエクセレンスには、自分と姉妹ジュリア・デ・ファリア,そして母セシ・マリア・デ・ファリアの3名の名前で、コンクールに3点のサンプルを提出していた。この受賞の内容は、国内審査では3サンプルの全てが入賞、国際コンクールでは母名で出したサンプルが1位、姉妹名で出したサンプルが9位に入賞した。コンクールで1位に入ったロットには当時では高値がついた。この結果により、ヴィセンチの農場のコーヒーは一躍有名になった。
コーヒー栽培は彼にとって生涯の情熱であり、又挑戦である。毎日自らが飲むコーヒーはブラジル一と自称する自らの製品である。コーヒー栽培への夢は終り無く続き、夢が無くなれば、即ち人生の終りと考える。
品質の良いコーヒー生産を常に目標とし、生産地区の模範栽培者としての地位を維持し、家庭に於いては、歴史あるコーヒー栽培者一族としての習慣を大切に残して行きたく思っている。

ブラジルでは珍しく、シェードツリーを植える生産者
ヴィセンチ・ファリア、1960年ゴヴェルナド−ル・ヴァラダエスに誕生,12歳まで当地で過し、その後マット・グロッソ州に移り12歳から15歳まで過した。
小さい時より機械技師に憧れていた。15歳の頃、ミナス州の首都ベロ・オリゾンテの.国立ミナス・ジェライス大学工学部学に学んだ。
大学では、航空機工業学を選考した。11年間学んだ後、サンパウロ州サン・ジョゼ・ドス・カンポス市のEMBRAER(航空機及びその部品の製造、軍用機の製造会社)に入社。彼は11人兄弟であり、7人が技師、2名は生化学者、1名は経営学、1名は文学者と言う優秀なる兄弟姉妹を持つ。
 彼の生まれた農園は5世代に渡り約130年の歴史を持つ。初代アントニオ・コレア・デ・ファリア、2代ルシアノ・コレア・デ・ファリア・ソブリニヨ、3代ジュスチーノ・コレア・デ・ファリア、4代目が父であるアントニオ・コレア・デ・ファリア、そして5代目が現在のヴィセンチ・ファリアである。母セシ・マリア・デ・ファリアは父方の又従弟であり、家系は旧農園主達で構成されて来た。
1970年父はマット・グロッソ州ではじめてロブスタ種とアラビカ種のコーヒーを栽培した先駆者であり、二人の子供達の為に当地に焙煎工場を建設した。
1988年、父が祖父より遺産相続として受けたボン・ジャルジン農場を引継ぎ、航空技師を辞めることなく両立させた。仕事は4ヘクタールの土地に一万本のコーヒーを定植する事より始まった。
1993年、叔父と共同でサンセバスチオン・ド・サクラメント地区(現ドン・コレア、ミナス・ジェライス州マニュアス‐地区)にマリカ農場を購入した。その頃、母は既にサンタ・カタリ‐ナ農場を購入していた。ジュウリア・デ・ファリア(ヴィセンテの女兄弟の一人)は二人の叔父が曾祖父より引き継いでいたボン・ジャルジン農場の一部を購入した。
その後、農場のコーヒー樹の手入れをすると共に、新しくコーヒー栽培を広げていった。

*技術者よりコーヒー栽培者へ
1995年ヴィセンチは7年間続けた農場経営と航空機技術者としての仕事の両立は難しいと判断し、エンブラエルを退職し、農場経営に専念する事に決めた。

*水洗処理システム採用
同業者達が良い成績を上げているのを見てヴィセンチは、当地は収穫期に湿度の高い事から、収穫後の品質維持がより必要だと考えた。1997年、水洗処理システムを採用し、当地ドン・コヘイアでは初めての水洗処理機を購入した一人であった。 1999年はヴィセンチにとっては重要な年であった。初めてIlly Caffe・のコンクールに参加し、優秀生産者50名に入賞した。これにより、1.600袋のWashedコーヒーのうち1.300袋をIlly Caffe・に販売することが出来た。
2000年は乾季が長く続き、コーヒー生産者達に打撃を与えた。しかし、ヴィセンチは経験を生かして収穫時期を綿密に調整し、品質を保つことができた。

*カップオブエクセレンス 優勝者
2000年ヴィセンチ家のコーヒーが第二回カップオブエクセレンス(COE)で優勝した。 カップオブエクセレンスには、自分と姉妹ジュ‐ リア・デ・ファリア,そして母セシ・マリア・デ・ファリアの3名の名前で、コンクールに3点のサンプルを提出していた。この受賞の内容は、国内審査では3サンプルの全てが入賞、国際コンクールでは母名で出したサンプルが1位、姉妹名で出したサンプルが9位に入賞した。
コンクールで1位に入ったロットには当時では高値がついた。この結果により、ヴィセンチの農場のコーヒーは一躍有名になった。
2000年、ヴィセンチと同業者達がSCAMG(ミナス・ジェライス州スペシャルティーコーヒー協会)を設立した。

家族にとって残念な事は、今日迄、コーヒー生産の全てに協力してきた父が、多くのコンクールでの入賞を見ずに1999年逝去した事であった。
2003年ベルメリオ・ノーボ市のジャカランダ農場を購入し40ヘクタールのコーヒーを定植した。

*将来の夢
ヴィセンチの夢が実現に近づいた。兄弟との共同でオペラ・プリマと名付けた小さな焙煎工場を建設した。又、ポッソ・デ・カルダス市には同名のコーヒー・ショップを兄弟の一人と開店した。そして、将来この様なコーヒー・ショップを、各地に広げ、生産・焙煎等を通して消費者に直売出来るシステムを考えている。

*自然環境保全
ヴィセンチは常に自然環境の保全に注意し、特に開墾時に注意を払っている。この様な自然環境保全を重視したマリカ農場・ジャカランダ農場は政府より,自然環境保全模範農場としての認定書を受けた。残りの農場に付いても現在申請中(2010年現在)であり、農場それぞれは、模範農場としての環境を十分備えており、認可を待つのみである。
薬剤散布に付いては、国内で使用許可されている農薬のみを使い、その中でも日本、アメリカ、ヨーロッパで使用禁止とされている農薬は使用しないことにしている。使用後の薬品の包装紙、空きビン等は、保管した後、薬品の製造会社に返却するようにしている。

*新しい労資関係
労資間の問題の簡素化を考え、農場では、約60パーセント以上を、歩合制度とし採用している。労働者側は与えられた本数のコーヒー樹の手入れと収穫までの責任を負い、収穫後その収穫量の40パーセントを得る事になる。農場主側は、土地と農薬、肥料、その他の必要経費、農機具、収穫後精選までの設備等を提供する。
労働者達は農場で決められた労働災害防止規約に従い、決められた防具等の使用が義務付けられている。
この様なシステムを採用してから約4年になるが、問題なく良い結果が得られている。 全農場内、全ての作物の自然環境管理については農学士を雇い、毎月一回見回り専門に管理を行っている。

*特別な栽培システムを採用
コーヒー栽培についての講習会に出席した時のことである。講演者よりの質問で、或る年、もしコーヒーが収益をもたらさなかった場合どのような緊急対策で経営を切り抜けるか?と言う質問が出された。彼は即座に、コーヒー園の回りに風除けとして植えてあるユーカリを切り倒して売買する。と答えた。講演者は、良い考えではあるが、ユーカリに替る良い樹種を探求してみてはとの返答を得た。その後、彼は多くの木種を調べた結果、コーヒー樹と共に植えても、何ら障害をもたらさないCedro Australiano(オーストラリア杉)を採用し、農場の全てにコーヒー樹と共に植え付けた。この木材は,高級木材として製材に利用、販売が可能なのである。今日までは、一本も切る事無く育てているが、その景観は実に素晴らしい物であると自賛している。
多くのコーヒー栽培者の見学を歓迎し、農場内では栽培システムに付いての講習会等を催し、このシステムの良さを啓蒙した。
事実、このシステムにより農園のコーヒー品質が上がった。コーヒー園の低地寒冷地区では保温の役目を果たし、直射日光を1日中受けている所では、適度な日陰を作りコーヒー樹のストレスを和らげているのである。日陰により熟度は多少遅れるが、それだけ糖分が増し良質な酸味となり全体の品質を向上させている。
コーヒー栽培者にとって、一番の問題点は人件費である。収穫は全て人力にて行われる為、その経費は莫大なものとなる。特に、市場価格が低下している場合、その経費の縮小が重大なる問題である。彼の農場の場合は、完熟豆収穫による良質な製品が一般価格より高価に売れるので、それが急場を助けていると言える。
彼は今日までの自らが歩んできたコーヒー栽培に対する努力に満足している。新しい多くの栽培管理、生産システムを生み出し、それによりコンクール入賞の栄誉を得、その技術を求めてきた36名の仲間達と共に生産者協会を設立した。
人々はユートピアを求めるが、彼にとっては、それは新しいアイデアを生む一つの出発点に過ぎない。
コーヒー栽培は彼にとって生涯の情熱であり、又挑戦である。毎日自らが飲むコーヒーはブラジル一と自称する自らの製品である。
コーヒー栽培への夢は終り無く続き、夢が無くなれば、即ち人生の終りと考える。 品質の良いコーヒー生産を常に目標とし、生産地区の模範栽培者としての地位を維持し、家庭に於いては、歴史あるコーヒー栽培者一族としての習慣を大切に残して行きたく思っている。

*母について
今日我が家が農園経営を続けられるのは、母の存在が大である。父亡き後、農園経営の采配は母の手で行われてきたのである。現在もマリカ農園内で元気に暮らしている。
今日では、ヴィセンチの妻シルヴィアが農園の財務と経営管理を行っている。



※ご希望のお届け内容を備考欄にご記入ください。
(□豆のまま □豆をお挽きする 豆の挽き具合:粗挽き 中粗挽き 中挽き 中細挽き 細挽き)
そのほか、コーヒー抽出器具等もわかればご記入ください。



ブラジル マッタデミナス サンタカタリーナ キャラメラード (焙煎豆)
200g ¥1,300
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1,300円(内税)
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